ハン・ソロ スターウォーズストーリー
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2018/07/02(Mon)
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1年半振りの更新なってしまいも~しわけナイ…(^^ゞ
う~ん、キングスマン2とか、パシフィック・リム2とか、見に行ってはいたのですがカンソー書く気にならなかったというか…。 で今回も、あんまり乗り気じゃないんだけど、SWはファンとして義務のような気がするのでカンソー残します。 例によって思っきりネタバレますので、見る予定の方はこの先お読みにならないようお願いします。
日本での公開がちょっと遅れたので、米国はじめ世界での興行成績がよくない、ってのを、見終わってから知りましたが、正直「さもありなん」という気持ちです。
まぁそうは言っても、とりあえず料金の価値はありました。 (金曜公開だったので、ユナイテッドシネマ会員割引の1000円で見たため(^^ゞ) 普通にSFアクション映画としてなら、どんでん返しもあるし及第点じゃないでしょうか? でも「スターウォーズストーリー」って言われると、ファンとしてはどうなの?…って話になります。 先ずはハンソロ役の、役者の顔が似てない。 ポスターなどでは、イラストの工夫で、表情つけることで似せてますが、実際イラストのシーンがまんま映画で見れるわけではないし、出来ればもうちょっと似てる役者さんの方が、世界に入って行けたかも。 あと、映画のキャッチコピーに「彼はいかにして愛すべき悪党になったのか?」ってのがあったけど、映画見てもその答えになってないのよ。 何しろハンソロってば、最初から豪胆でパイロットに憧れてる設定なので…。 観客(ファン)的には、彼がそのように成長した理由が知りたいところだったんだけど。 このレベルだと単に消化試合というか、タトゥイーンでジャバの賞金首になる前までの時間を、平凡な冒険譚で埋めただけという印象。 ウーキー族のチューバッカとの出会いが、放り込まれた地下牢の先客、ってのはいかにも平凡だし(もっともハンは餌として放り込まれたんだけど)、脱出するためにお互い協力し合ったのが「固い絆」の原点とか、ちょっとないんじゃないかな? この二人には、もっと何か特別な繋がりがあってしかるべきだと思うんだけど。 ちょっと話それるけど、ルーカスフィルムがディズニーに売り渡される前、公式とされてたハン・ソロの前日譚小説があった。 2013年に癌で亡くなったA・C・クリスピンによるハンソロ三部作がそれ。 こっちでは、ウーキー族とのつながりはハンの幼少のころからってことになってて、説得力あるし、絆の深さも理解できる。 この小説では、ハンの出生の秘密も書かれてて、彼の豪胆さや、ならず者がいかにしてレイア姫を守り、同盟軍の英雄になることが出来たのか、セリフではなくエピソードで語られてて、ファンにはホントにグッと来る。 この小説が、ディズニーに売り渡されたことで亡き者とされてしまったのがホントに残念。 まぁそうは言っても、過ぎたことはしょうがないから、今回の映画に期待したんだけど…。 ハンソロ三部作が成し遂げたことの、10分の1にもなってないと思わされる、映画の出来栄えがますます残念。 追い打ちかけるようだけど、キーラとかいう女性キャラの存在も、イマイチ中途半端。 オープニングで2人の関係がどのレベルなのか分からないうちに引き離され、無謀ともいえる状況でハンが彼女を救おうとやみくもに突っ走る心情もよく分からない。 フォースの力なり、何か突っ走る根拠があればいいんだけど。でないとハンが単なる馬鹿に見えるし、馬鹿は同盟軍の英雄にはなれないはずだから。 クリスピンの小説では、ハンがなぜならず者になったのか、そして、なぜ同盟軍の英雄になれたのか、説得力のありエピソードの積み重ねで描き切ってくれてただけに、正直言ってこんな映画じゃ納得いかない。 興行成績が振るわないのも当たり前で、この映画が第2部、第3部と作られることはまずないでしょう。 スターウォーズはハンがいたからファンになったようなものなので…クリスピンの小説を下敷きにして、作り直してほしいと切に願う。
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